学生ビザで働けるの？

F-1ビザ（学生ビザ）で米国留学中の会員の方から「学生ビザでも企業で働けますか？」「学生ビザでも業務研修に参加できますか？」といったご質問をよくいただきます。

学生ビザはあくまでアメリカの学校で勉強するために下りるビザです。が、部分的に就労が許可されております。

また卒業後の一定期間、プラクティカル・トレーニング（OPT）として米国企業で、有給または無給で、業務研修を受けることができます。

学生ビザで学校内で働く場合

F-1ビザは働くためのビザではありませんが、学校内で働く場合、以下の条件を満たすと部分的に就労が可能です。

【フルタイムの学生であること】
一般的に大学なら、1学期中に12単位以上を選択している学生をフルタイムの学生と呼びます。語学学校では1週間に18時間通っていることが条件です。

【週20時間までの労働であること】
当然ですが、時間の制限があります。それが20時間ということは5日で割った場合、1日4時間までという規制ということになります。

学生ビザで学校外（パートタイム）で働く

基本的には学校外での就労は認められていませんが、申請することにより学校外での部分的な就労が可能になります。ただしあくまでパートタイムで、フルタイムでの就労は認められておりません。

【米国移民帰化局に申請して承認を得ること】
米国移民帰化局に申請 し、承認を得る必要があります。

【フルタイムの学生であること】
学校内で働く条件と同じく、フルタイムの学生であることが条件となります。

一般的に大学なら、1学期中に12単位以上を選択している学生をフルタイムの学生と呼びます。語学学校では1週間に18時間通っていることが条件です。

【週20時間までの労働であること】
学生ビザの目的は学業であるため、20時間までという制限があります。F-1ビザでのフルタイムでの就労は禁止されています。

【学校に最低1年以上在学していること】
学生ビザでは在籍して2年目からしか就労できません。

F-1ビザを申請するときに学費など経費を賄うのに充分な預金があることを証明させられますので、1年間は働く必要が無いという前提でのF-1ビザ発行だと言うことです。